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会計用語:賃借対照表
決算書の一つ。株主などからどれだけのお金を集め、どのように利用したのかを示した一覧表のこと。
貸借対照表は、企業の財産の状況を示しています。
企業というのは、持っている資産を活用して、収益をあげています。
工場という固定資産を使って製品を作り、それを販売することで収益をあげるというような形ですね。
そのため、企業がどのような資産を持っているのかは、収益をあげるうえでとても大切になってきます。
また、そのような資産を購入するには、資金が必要になりますが、その資金はどこから調達したのかということも大事になってきます。
借金をして調達したのか、株を発行して自己資金で調達したのかで企業の経営や株主に与える影響に様々な違いが生まれてくるからです。
そのため、企業がどこから資金を調達して、どんな資産を購入し、現在保有しているのかという情報を貸借対照表という決算書を作成することでわかるようにしているのです。
損益計算書で利益額を見るだけではわからない、その企業の財産の状況、そして、それらの財産を使用することで今後どのくらいの利益をあげることができるかといった将来性を見る上で、貸借対照表は決算書としてなくてはならないものなのです。
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