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会計用語集

会計用語:棚卸減耗

棚卸実施時に、在庫台帳上の理論在庫と実際の在庫数量との間に発生する差異(棚卸差異)のこと。
ウィキペディアより

商品や製品、製品を作るための部品や材料などを棚卸資産といいます。
この棚卸資産は、在庫台帳に個数などを記載することで、数量を管理しています。

A工場には部品Xが100個、部品Yが150個、Z製品が200個などと在庫台帳に書いてあり、企業は、年に何度か、この在庫台帳通りの数がきちんとあるかどうかを実際に数えて確認しています。

この実際に数える作業を棚卸といいます。

そして、在庫台帳には部品Xが100個と書いてあるにも関わらず、実際に数えてみたら90個しかなかったような場合、この10個分を棚卸減耗として費用処理することになります。

棚卸減耗の発生理由には、小さな部品を紛失してしまったなどのように、企業の管理の仕方次第で発生を防げるようなものもあれば、棚卸資産が液体で蒸発してしまうなどのように、管理をしても防げないものもあります。

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