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第4章 章末問題4
Q4 取得原価6億円の自社ビルを減価償却するとき、30年で償却した場合と、40年で償却した場合の毎年の減価償却費はいくらになるでしょうか?
30年で償却...減価償却費2000万円
40年で償却...減価償却費1500万円
それぞれ、「6億÷30年=2000万円」「6億÷40年=1500万円」。このように、何年で償却するか、つまり耐用年数を何年にするかで、減価償却費(費用)の額がいとも簡単に変わる。そして耐用年数は、原則としてそれぞれの企業が合理的と考えた期間を設定するため、利益に対して大きな影響を与える要素になるのだ。なお、厳密には「残存価額」というものを考慮して減価償却をおこなうが、現行の税法ではゼロとなったため、本書でも言及していない。

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